それでもオレは愛してる(>_<)
 「確かに、それだけだったら、お前のトコだけの仕事だったんだが……なぁ」

 こういう類の計画担当は一応オレってことになってるからな。

 そんなことを言いながらオレは将の肩を叩いた。

 オレ達5人には、いつのまにか役割分担というか、住み分けというか、それぞれの得意な所を、発揮しあうような関係が出来上がっていた。

 一応、リーダーである小阪しいが、インスピレーションというか、本能というか、直感というか、そんなよくわからない非現実的なものに従って、物事を進めていく。

 それを事務、財務など実務面でフォローしているのが、今日は病気欠席の艫江美幸。

 様々な所へ頭をつっこんでは、ありとあらゆる情報を収集し、しいの下へ集め、しいの計画を思想、盛り上げ方向から煽り立てているのが、水押智代。

 しいの立てた計画概要を冷静に見極め、全ての可能性を検討し、しいの計画の狙いを損なう事なく、円滑な運用が可能な実行プランを立ち上げるのが、オレ、こと、佐伯章良。

 そして、実際に計画通りに、計画を運営していくのは、陣風将、ということに今はなっている。
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