それでもオレは愛してる(>_<)
 「登録?」

 オレは聞き返した。

 「そう。ル・フェススタッフを登録制で募集するの。各人の特技とか、能力とか、登録しておいてもらって、都合のいい日ってのも、全体のスケジュールに入力しておいてもらうのね。

 で、その日に条件の合ってた人に来てもらって、手伝ってもらうシステムなの。」

 ……なんか、どこかで。

 「……聞き覚えがあるような気がするんだが。」

 「そりゃあ、出典は、既成のシステムですから。」

 ……なるほど?

 「で?発動は?来年からか?1年あったら、準備が充分できるよな?」

 「今年から、だよ。」

 オレの甘い考えに、即座に与えられたのは、しいの容赦のない一言だった。

 オレは脳みそフル回転で、いくつかの案を大急ぎで検討した。

 今が、8月の終わりだろ?

 そこからプログラム組んで、使用できるフォームの……

 「どんなに急いだって、10月が最短、だ。」
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