それでもオレは愛してる(>_<)
 「もちろん。ちゃんと一緒にやるってば。あっくんだけを働かせたりなんてしないよ?」

 ふむ。

 まあ、こういう発言だけは、まんざら嘘ってこともないだろう。

 しいは、こういうことだけは、決して嘘をつかないしな。

 実際、オレ達の中で一番長時間働いていて、密度濃い仕事をしているのは、しいの奴だ。

 「それで、スタッフの名称は?」

 なんとかスタッフ募集って出すんだから、当然何か名前が必要だろう。

 「ライナースタッフ、っていうので、どう?」

 オレからその質問が出てくるのなんて、最初っから判っていたんだろう。

 しいは、淀みなく答えた。

 「あ、もちろん、システムはネットにつないでおいてね?」

 「…ネット?どっちの?」

 その単語からは、オレから、ゆっくり安眠するという権利を遠ざける予感がするぞ。

 まさか、と思いつつ聞いたオレに返された答えは、やっぱり、なものだった。

 「どっちも、に決まってるでしょ!

 あ、それから、ネット環境にない人達用に、手紙とか、電話でも登録受け付けようと思ってるから、それも含めて、システム考えてね。」
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