それでもオレは愛してる(>_<)
 「あーっ、信用してないって、顔に書いてあるよ、あっくん。」

 そんなの、お前の大丈夫発言だけで、大船に乗った気持ちになれるような、話じゃないだろうが。

 「心配性だなぁ、あっくんは。

 あのね、わたし達が、募集するのって、わたし達を手伝ってくれる人たちでしょ?

 でもって、ル・フェスのスタッフやりたいなんて人達ってば、いろんな特殊能力持ってる人多いじゃない?

 だから、応募してくれた人の中には、登録書を打ち込んでいくのが好きな人がいたり、電話応対がすきな人がいたり、お手紙発送が得意だったり、システムのお世話するのが三度の飯より好きって人が、居るんじゃないかなぁって、思わない?」

 んもう、理解するの遅いんだから、という態度にオレの眉間に縦線が入ったが、納得はできた。

 「………なるほど?」

 気に入らないとすれば、お前の思ってる通りに物事が動く所だけだ。

 「それじゃ、人材登録の方は、美幸が復活してから始動ってことでいいな?」

 「うん。それでいいよ。ところで、あっくん。リニアの事はもういいの?聞いておくことないの?」
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