それでもオレは愛してる(>_<)
 「ああ。とりあえず、図面と資料を明日までに揃えてこっちに貰えないか?そうすれば、1週間ぐらいでプランをそっちに回すから。」

 今、抱えてる会社の仕事の事も考慮に入れて、オレは、しいにそう言った。

 「3日!」

 悪魔は、たった一言で、オレに痛恨の一撃を与えた。

 だがしかし、その期限は、オレにとってはやれば出来るであろう範疇である。

 オレの高ーいプライドは、それを無理だと言うことを拒否した。

 ただ、その代わりに……

 「………わかったっ。やるっ。やってやるよっ。やりゃぁいいんだろっ、オレがっ。

 そんかわり、オレが過労で死んだ時には、絶対に、しいっお前を恨んで、出てきてやるからなっ」

 「あっくん1人で、死なせたりしないよぅ?

 その時には一緒に過労死しようねぇ?

 それにねぇ…」

 「あっくん、まだまだ甘いなぁ。」

 しいの、心中みたいな物騒な発言に、智代が会話に割り込んできた。

 「しいが、楽に死なせてくれるとでも、思ってるの?
 死語の世界にまで追い掛けて行って、仕事させられるだろうし、恨んで出てきたら、そのままとっ捕まって、やっぱり働かされるよ?」
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