それでもオレは愛してる(>_<)
 で、まあ、そこそこの成績の為には、そこそこの勉強が必要ってことで。

 「シー、セル、シーシェル…」

 「うるせぇぞ、しい。」

 せっかく、練習しておこうと思ったのに、目が血走って、すっごく眠そうな、あっくんが、即座に不機嫌そーな声で言った。

 あっくん、機嫌悪い。

 でもって、心狭い。

 いいじゃない、会社で早口言葉練習したって。


 「どしたの?しい。」

 智代(水押智代)が、隣の机から、身を乗り出すようにして、声を掛けてくる。

 「ん……今度のオーラルで、クリスティーチャーと英語の早口言葉対決するから、練習しておこうと思ったのに、あっくんに怒られちゃった。」

 勝ったら、レポート1つ免除になるのになぁ。

 「ま、あっくんはいつも、おこりんぼさんだからね。ところで、しい。データの検討は終わった?」

 次の仕事について、話がある感じだなぁ。今度は、なんだろ。
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