それでもオレは愛してる(>_<)
 ちょっと、自信持って言っちゃうけど、ほんとに、わたし達2人が、いいって認めたものは、すごいんだから。

 「誰に向かって、何を力説している?」

 ちょびっと、目の座っているあっくんだ。

 おなか空いたのかな?

 「さっきから、ぶつぶつと、1人で何をやってる?1人でしゃべって楽しいか?」

 あっくんの、冷たい視線って、結構たのしい。

 大体、1人でしゃべるってのは、独り言ってことだから、楽しいも何も、なんとなく出ちゃうものなんじゃないかなぁ?

 「別に、あっくんに言ってたわけじゃないんだけど。」

 「つもりだろうが、なかろうが、うるせぇんだよ。それでなくても、おまえの声は特徴的なんだから、耳につくんだよ。」

 ふーん。

 じゃ、声優さんになろうかな?

 個性的な声だから、声優さんとは、短絡的すぎかなぁ?

 「なんか、考えてるみたいだが、オレは誉めてないぞ!」

 不機嫌なまま、あっくんはプイっとあっち向いて、お仕事に戻っちゃった。

 あららら。子供みたい。
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