それでもオレは愛してる(>_<)

しゃじょうの人

 「最っ低!もう、本っ当っに、なんて、さいってい、な、会社、なんだーっっ!!」


 ぶっちぎれた、わたしは車の中で、大声で叫んでいた。

 「今時、い、ま、ど、き、だよ?こんな時代錯誤な会社が、存在許されてていいわけっ?」

 どれだけ叫んでも、ムカムカがおさまらない。

 「まあ、まあ、しい。ドウドウドウ。」

 ウシやウマじゃないんだから、わたしは、そんなので落ち着かないぞ、智代。

 「なかなか、素晴らしく、前世紀の遺物チックな会社だったね。」

 ほら、智代もそう思ったんじゃない。

 「しょっぱなから、口があんぐり開いちゃったわよ。掃除は行き届いていないし、受け付けで20分も待たせるし。

 飛び込みで行ったんじゃないのにだよ?

 わざわざ連絡入れておいたのにだよ?

 んでもって、通された会議室には、悪臭がする吸い殻山積みの灰皿が机の真ん中に置いたままだし。

 しかも、散々待たせた謝罪もせずに、あの担当者って名乗った男は、了解も取らずに、いきなりタバコに火をつけたじゃない。

 お前の名前は、タン トウシャなのっ?

 一緒にビジネスしましょうって態度がカケラも見えてこないじゃない!」
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