それでもオレは愛してる(>_<)
 「だって、お茶を煎れるのは、とっても難しいのに、なんでそんな事もわかんないかな、とか、それをお仕事大変そうな人に頼むかなぁっとか、そういうとこが、嫌だったんだもん。」

 あぁ、段々ちっちゃい声になっていく。

 自分でも判ってはいるんだよ?

 こんなこと、まだまだ一杯あるんだってこと。

 しかも、今日行ったトコってば、お役所からの天下りだらけのトコなんだから、世間一般より、さらにオクレテルのは、頭では分かってたし。

 「でも、目の前で嫌いなことされたら、気分悪いよね?そゆことだったんでしょ?」

 智代がお母さんみたいな言い方をして、聞いてくる。

 こーゆー言い方されると、わたし弱いんだ。

 「そーゆー、美幸みたいな言い方しないでよ。」

 ちょっと、叱られた子供みたいに、すねた感じな発言をしてしまう。

 「美幸も一緒に、何年も付き合ってるんだから、美幸が、しいをどうやって操縦してるのかも、よっく、わかってるからね、はぁと。」

 むむむーっ。

 負けるのはキライなのに、一本取られちゃったよ。

 くすん。
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