《完》嫌われ教師の腕の中
私の肩を抱く手に力を込めて自分の方に引寄せる。


「……それよりもどうして今夜は早いの?」


「週末はいつも…店に出ているからな…」


「店?」
サイドビジネスしてんの?


「親父に代わって…会員制のクラブのオーナーをしている…ホステスたちにも…
お前を婚約者として紹介したい…」


「……」


「その前に銀座に出てう~んと俺はお前を着飾ってやる…ウチのホステスたちに
負けないくらいに……」




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