《完》嫌われ教師の腕の中
「今は…お前も学生だし…本業は学業だ…勉強に集中しないとな・・・」



「え、あ…うん…」
いつまでも…鈴羽の顔は冴えない。


「……」



俺はどうしてもお袋に鈴羽との結婚を許して欲しかった。

こうして教師と生徒で同棲を続けるのは世間的によくないし…


でも高校生の鈴羽には婚約とか結婚とかはまだまだ先の…夢話にしか思えない
のかもしれない。



現実的に受け止めるには時間が必要なんだ…きっと。













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