《完》嫌われ教師の腕の中
「……」


「……」



お父さんとホテル前で別れた。


お父さんはかって愛人だった女性とその子供の居る家に帰ってゆく。



「……おい!?鈴羽…俺に何を隠してるんだ?」


「!?」


二人っきりになったとたん…颯斗が私を詰り付けて来た。



「え、あ・・・」


…颯斗には言えない・・・


私は何も言わず…颯斗の性急な詰りに口を固く閉じた。
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