《完》嫌われ教師の腕の中
ホテル前で人や車の行き交う中。


頬を掠める風は冷たいけど・・・


心は熱く焦がれる。


颯斗は何度も唇を離しては角度変えて…私の唇を啄ばむようにキス…深く
舌を入れて…長く熱いキスをして来る。



プププッ・・・



私たちに向けられたかようなクラクションの響き方。


キスを中断して見れば…羽鳥さんの顔が見えた。


「・・・」

「・・・」



私たちは顔を見合わせて苦笑い。




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