《完》嫌われ教師の腕の中
LAST 最後の切り札

~鈴羽side~

部屋に戻ったのはいいけど・・・


私は独りで居るのは耐え切れず…夜の街に繰り出した。



颯斗と一緒になってから夜遊びは封印。



夜の街の喧騒を聞いても何処か自分だけ孤独だった。



首元を掠める外気は冷たく私は着ていたコートの襟元を立てて緩めに巻いてい
たスカーフをギュっと締める。


いつも来ていたクラブ前。


屯している連中を尻目に中に入ろうとした時…



誰かに腕を掴まれた。



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