《完》嫌われ教師の腕の中
「男は行ったぞ…」


「……ありがとうございます…」


私はそこで初めて男の顔をまともに見た。


何処かで見たコトのある顔。


家族ではないけど…馴染みのある顔だった。



「…俺と分からず…キスみたいだな~」


その声は!!?


男は上着のポケットに忍ばせた眼鏡を身に着けた。

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