《完》嫌われ教師の腕の中
私の首筋に伝った水の雫の唇を寄せて来た。



「やっ!?」


先生は私の濡れた首筋に舌を這わせてゆく。



足元から抜けてゆく力。


「ダメ…先生……」


「他の男はいいのに…俺はダメなのか?鈴羽」


「……」


先生が私の名前を呼び捨てる。
違和感があるけど…彼は・・・


「俺はお前のフィアンセだ・・・」



「!!?」



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