《完》嫌われ教師の腕の中
【6】迷宮の出口

~鈴羽side~

私はプラザホテルの有名な三ツ星レストランの予約席で先生を待つ。



テーブルの中央に点されたキャンドルの炎が揺らめいていた。



緊張しちゃって…身体が硬直。

さっきからコンパクトの鏡を何度も見て…メイクと髪を念入りにチェック。





私は愛しい彼氏を待つ彼女になっちゃってる~



「すまない…」


「!?」


先生が私の前の席に腰を下ろした。
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