十†字†路
少女は再びワタシと出会った。
ならばコレは救うべき存在なのだろう。
ワタシが、命を賭けてでも!
「ダメだダメだ!そんなデカ過ぎる不幸を祓ったら、アンタ自身が危険なんだろ!?別に救わなくったっていいじゃないかッ!」
珍しく取り乱して、少女を見捨てろと発言する。
何が彼女をここまで冷徹にさせるのだろうか?
「まぁ…確かに無事では済まないかもしれない。だけどすでに決めたんだ、あの少女をワタシは救う、とね」
この意思に迷いは無い。
揺るぎない決意、というものだった。
ワタシはワタシに正直に生きたい。
例え正直に生きた結果、この人生が尽きようとも。
後悔しながら生き長らえるよりはマシだろう。
「アイツは不幸なんかじゃ無いだろ!?助けなくてもいいじゃないか!」
「零……?」
彼女はワタシを心配してくれている。
それと同時に、
彼女は少女を見捨てたがっていた。
「とりあえず詳しくは後で話そう。あんまりコソコソ長く話していると、あの子…庵樂幸菜達を不安な気持ちにさせてしまうから」
クイッと親指で少女を差し、彼女を無理矢理納得させてみた。
零は渋々納得し、この場を解散することを伝えることにした。
ならばコレは救うべき存在なのだろう。
ワタシが、命を賭けてでも!
「ダメだダメだ!そんなデカ過ぎる不幸を祓ったら、アンタ自身が危険なんだろ!?別に救わなくったっていいじゃないかッ!」
珍しく取り乱して、少女を見捨てろと発言する。
何が彼女をここまで冷徹にさせるのだろうか?
「まぁ…確かに無事では済まないかもしれない。だけどすでに決めたんだ、あの少女をワタシは救う、とね」
この意思に迷いは無い。
揺るぎない決意、というものだった。
ワタシはワタシに正直に生きたい。
例え正直に生きた結果、この人生が尽きようとも。
後悔しながら生き長らえるよりはマシだろう。
「アイツは不幸なんかじゃ無いだろ!?助けなくてもいいじゃないか!」
「零……?」
彼女はワタシを心配してくれている。
それと同時に、
彼女は少女を見捨てたがっていた。
「とりあえず詳しくは後で話そう。あんまりコソコソ長く話していると、あの子…庵樂幸菜達を不安な気持ちにさせてしまうから」
クイッと親指で少女を差し、彼女を無理矢理納得させてみた。
零は渋々納得し、この場を解散することを伝えることにした。