十†字†路
◆ ◇ ◆
授業も全て終わり、放課後。
本日も不幸は私を襲った…
昼休憩、弁当を開けると寄り弁。
全力で走ったから仕方ないか…と思った矢先に、天井から黒い悪魔が落下。
私のお弁当に見事着地。
お弁当の上を意気揚々と歩き回る黒い悪魔。
女の子の友人は悲鳴を上げながら逃げ、男の子のクラスメートは『ゴキブリ弁当』と爆笑…
皆で食堂に移動するが、ほとんど売り切れ…
仕方なく美味しくない安いパンを食べた。
そんな事を思い出して鬱になる…
「よ、ゴキ弁!一緒に帰ろ!」
背後から邪悪なヤツに声をかけられる。
明るく陽気に無邪気に傷をえぐるホノカ。
また同じ箇所を殴ってやろうか…
「なんで一緒に帰るのよ?」
「いやさ、やっぱり変質者に狙われてる奴を一人で帰らすのは危険じゃん?」
ハッキリと私を心配してくれる友人。
はぁ…ホノカはホント、良いヤツか悪いヤツかわかんない…
「べ…別に大丈夫よ。アイツに会ったの隣街だし」
「まぁまぁ、念の為だよ。さ、帰ろ?」
ニコニコ微笑むホノカ。
ホントに変な子…
でも…
それでも…
変な子でも…
紛れもなく彼女は私の親友だ。
席から立ち上がり、二人で教室を出た。
授業も全て終わり、放課後。
本日も不幸は私を襲った…
昼休憩、弁当を開けると寄り弁。
全力で走ったから仕方ないか…と思った矢先に、天井から黒い悪魔が落下。
私のお弁当に見事着地。
お弁当の上を意気揚々と歩き回る黒い悪魔。
女の子の友人は悲鳴を上げながら逃げ、男の子のクラスメートは『ゴキブリ弁当』と爆笑…
皆で食堂に移動するが、ほとんど売り切れ…
仕方なく美味しくない安いパンを食べた。
そんな事を思い出して鬱になる…
「よ、ゴキ弁!一緒に帰ろ!」
背後から邪悪なヤツに声をかけられる。
明るく陽気に無邪気に傷をえぐるホノカ。
また同じ箇所を殴ってやろうか…
「なんで一緒に帰るのよ?」
「いやさ、やっぱり変質者に狙われてる奴を一人で帰らすのは危険じゃん?」
ハッキリと私を心配してくれる友人。
はぁ…ホノカはホント、良いヤツか悪いヤツかわかんない…
「べ…別に大丈夫よ。アイツに会ったの隣街だし」
「まぁまぁ、念の為だよ。さ、帰ろ?」
ニコニコ微笑むホノカ。
ホントに変な子…
でも…
それでも…
変な子でも…
紛れもなく彼女は私の親友だ。
席から立ち上がり、二人で教室を出た。