十†字†路
その時、ピロピロと携帯が鳴った。
どうやら六の携帯の様だ。
着メロは某暗黒卿。
一体誰だ……
「もしもし?あぁ、陸奥の方だよ。六に替わるよ」
沈黙して再び動き出す。
守護霊と交代する時、六はどうなっているのだろうか?
「もしもし?あぁ篠森さん」
コーヒー吹いた…
某暗黒卿=零かよ…
後で零に教えてあげよう。
「えぇ、お願いします。はいはい、ではまた」
ピッ、と通話を終了する。
「何を話してたんだい?」
「いや、今回の事で篠森さんに仲介役を頼もうと思ったんですけどね。今友人繋りの依頼があって、暫く無理だそうです」
相変わらず彼女は友人知人を助けているのか。
なんだかんだで優しいからなぁ…
「というわけで今回は八方塞がりのままお開きですね」
時計を見ると昼休憩は終わっていた。
会社に戻らないと。
「ではまた会いましょう」
「あぁ、今度は悪霊の祓い方を覚えて来るよ」
「守護霊ですよ」
二人で笑い合い別れた。
空を見上げると実に快晴。
良いことが有りそうな晴天。
気分が良くなり、遅刻してでもゆっくり歩きながら会社に向かった。
いつかはこの蒼天の下で、
彼女が明るく笑えますように。
どうやら六の携帯の様だ。
着メロは某暗黒卿。
一体誰だ……
「もしもし?あぁ、陸奥の方だよ。六に替わるよ」
沈黙して再び動き出す。
守護霊と交代する時、六はどうなっているのだろうか?
「もしもし?あぁ篠森さん」
コーヒー吹いた…
某暗黒卿=零かよ…
後で零に教えてあげよう。
「えぇ、お願いします。はいはい、ではまた」
ピッ、と通話を終了する。
「何を話してたんだい?」
「いや、今回の事で篠森さんに仲介役を頼もうと思ったんですけどね。今友人繋りの依頼があって、暫く無理だそうです」
相変わらず彼女は友人知人を助けているのか。
なんだかんだで優しいからなぁ…
「というわけで今回は八方塞がりのままお開きですね」
時計を見ると昼休憩は終わっていた。
会社に戻らないと。
「ではまた会いましょう」
「あぁ、今度は悪霊の祓い方を覚えて来るよ」
「守護霊ですよ」
二人で笑い合い別れた。
空を見上げると実に快晴。
良いことが有りそうな晴天。
気分が良くなり、遅刻してでもゆっくり歩きながら会社に向かった。
いつかはこの蒼天の下で、
彼女が明るく笑えますように。