十†字†路
「おい、そこのおま…」
「ヤッホー、美雷!遅れてゴメンね」
顔を見ようとした瞬間に、横から零が現れた。
本を閉じて零を見ると、ワタシの目の前の人物に話しかけている……誰?
「あ…零、ちょっとどいて」
「遅いよ零。君はいつも突然だね」
とりあえず零に声をかけようとして、目の前の人物と声が重なる。
やっぱり零の知り合いらしい。
一体誰だろうか?
「悪い悪い。…って、アレ?なんでアンタ達揃ってるの?もしかして知り合いだった?」
「何を……ん?この人がその不幸な少女?とても少女と呼べる年齢じゃないような…」
話によれば確か少女だったハズ。
しかしコレは…百歩譲っても……
「へ?知り合いじゃないの?」
「ワタシは知らないよ。誰だい?」
「零、この変質者と知り合いなのか?」
一瞬空気が固まった。
ワタシが…へ…変質者…?
この硬直状態を崩したのは、零の吹き出し笑いだった。
「……プッ!アハハ!命、アンタ変質者だってさ!美雷になんかやったのか?」
「なッ!?知らない知らない!ワタシは何もやっていない!誤解だ誤か……ん?」
ワタシを変質者扱いした女性の背後…
目の前の女性より、一回り小さい何かが…いた。
「ヤッホー、美雷!遅れてゴメンね」
顔を見ようとした瞬間に、横から零が現れた。
本を閉じて零を見ると、ワタシの目の前の人物に話しかけている……誰?
「あ…零、ちょっとどいて」
「遅いよ零。君はいつも突然だね」
とりあえず零に声をかけようとして、目の前の人物と声が重なる。
やっぱり零の知り合いらしい。
一体誰だろうか?
「悪い悪い。…って、アレ?なんでアンタ達揃ってるの?もしかして知り合いだった?」
「何を……ん?この人がその不幸な少女?とても少女と呼べる年齢じゃないような…」
話によれば確か少女だったハズ。
しかしコレは…百歩譲っても……
「へ?知り合いじゃないの?」
「ワタシは知らないよ。誰だい?」
「零、この変質者と知り合いなのか?」
一瞬空気が固まった。
ワタシが…へ…変質者…?
この硬直状態を崩したのは、零の吹き出し笑いだった。
「……プッ!アハハ!命、アンタ変質者だってさ!美雷になんかやったのか?」
「なッ!?知らない知らない!ワタシは何もやっていない!誤解だ誤か……ん?」
ワタシを変質者扱いした女性の背後…
目の前の女性より、一回り小さい何かが…いた。