執行部ＶＳ委員会

「いやいや....別に夢ってほどのことじゃないんで、そもそも誰かさんの提案ですから～」

私は奈津を見ながら言った。

「何こっち見てんのよ気持ち悪い.....。」


なに～!!気持ち悪いだと!!こいつ～!!


などと言えばまた文句を言うだろう....めんどくさいし...アイツ怒ると..。



「なに無視してんのよ!!」

「はいはい....構って欲しいんだね....君は...」

「はぁ!!自意識過剰なんじゃないの!!」

「なにが....つか...自意識過剰の使い方違ってませんか～」

わなわなと震えだす奈津を見て悠が止めに入った。

「やめな!!二人ともいい加減にしろ!!」

悠が私たちの二人を怒った。

「すみませんでした!!!姉御!!!」

とふざけて言った、私。

「ご....ごめん...悠。」

ともうしわけなさそうに言う奈津。

「いいよ...そんなに真剣に謝れても困るし...許すよ...奈津は!!」

最後の”奈津は”を強く言った。

「はぁ....?うちは...許してくれないの」

「歯喰いしばれ....葉月!!」

ブラックオーラ全開の悠が目の前に居る。



うわぁ!!やば...ここは...逃げるが勝ちだ!!。



私は悠がいた所と反対の方向に逃げた。



「あっこら!!逃げるな葉月～!!!」