夢の続きで逢えたら

途中、

公園を通りかかると、昨日と同じ歌声が聞こえてきた。




毎日歌っているのだろうか。



こんなにも早く彼女の歌を聴けるとは思っていなかったので、

なんだか嬉しくなって、風邪を引いていることも、資格がないことも忘れ、

僕は彼女のもとへと走り出した。




昨日より客は少なかったようだが、

やはり彼女の歌声は聴いていて気持ちが良かった。



心が洗われるようで、時間を忘れてしまう。



目を閉じると、

彼女がその歌詞に込めた世界観が広がって、すごく落ち着いた。







でも何故だろう?






今日は昨日と違い、

例の問題が僕の頭の中に現れることはなかった。




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