夢の続きで逢えたら

僕は何がなんだかサッパリわからず、混乱した。



「なんでここに?」



ただ棒立ちする僕をよそに、

大輔が続ける。


「偶然通りかかっただけ。そしたら各務くんが見えたから」



その台詞を聞いた大輔が、

ようやく僕の状況に気付いた。



「あっ、そ、そっか。二人とも知り合いだったんだよね。一軌から聞いたよ」



僕と詩野の関係を思い出した途端、

大輔はどこか慌てた様子だった。





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