夢の続きで逢えたら

「でもまさか、大輔と各務くんが友達だったなんて」

「それは俺だって同じだよ。一軌に詩野の話を聞いた時は驚いた」


「だからこの前、あんなに黙ってたのか?」

「ま、まぁ、そんなとこだ」



また何かを隠してるような素振りで、

大輔が僕に言った。





「俺は、一軌の下心に一番驚いたけどな!」


浩二が、目を細めて僕を見る。



「なんだよ?」

「さっき詩野ちゃんから聞いたぜ?」

「だからなんだよ?」



浩二が勝ち誇ったように、

いやらしい目で僕を見下ろした。




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