夢の続きで逢えたら

「な、何それ!?」

「へへ。すごいだろ」


そう自慢げに海水パンツを披露する浩二。


「レインボー海パンだぜ!」



目を当ててるだけで失神してしまいそうな、

ド派手な海水パンツ。



「そ、そんなの一緒にいるこっちまで恥ずかしいよ!」

「恥ずかしい?何言ってんだ一軌。かっこいいじゃん」



まぁ浩二らしいと言えば浩二らしいが…



「大輔もかっこいいと思うだろ?」






大輔は腹を抱え涙を流しながら笑っていた。


「ハハハハハ!なんだよお前それ!いや最高だよ!最高!」

「だろ!?なっ、一軌。大輔も最高だってよ!」

「いや…そういう意味じゃないと思うけど…」





浩二のレインボー海パンを散々笑っていた大輔はというと、

昔から泳ぎが苦手だったというのもあり、

大きな浮輪にシュノーケル姿だった…




.
< 82 / 220 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop