その手で溶かして

「なんでもいいけど、取り敢えず移動するぞ。」



立ち上がった私が連れてこられたのはブランコ。



ウミは自分のブランコに座り、空を見上げてる。



「何で裸なわけ?」



私は上半身は何も身に纏っていないウミに問い掛けた。



「風呂入ってたんだよ。暑いから、ベランダに来てみたらユキが蹲ってて……驚かすな。」



なるほどね。



だから、服を着てないわけか。

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