その手で溶かして

コンビニに入った私は迷わず、雑誌が置いてある場所へと向かった。



普段はファッション雑誌なんて読みもしないのに、私は分厚いファッション雑誌を手に取る。



パラパラとページを捲っても、気になるのは遠目に見えるウミとナオ。



2人の姿は私の立っている場所からは丸見えで、きっと向こうからも私の姿は見えている。



だから、気になってはいても、あまり視線を向けることは出来ないでいた。



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