その手で溶かして
「宜しくお願いします。」


と言いながら、休憩室に戻ると、そこには居るはずのない人物の姿が……



「2人とも、お疲れ!!」



疲れた体には重たすぎるテンションで、私に向かって片手を上げた。



「どうしたの?どうしてここに?」



「勿論、真雪ちゃんに会いに来たの!」



それは……


私の聞きたい答えになっていない。



「拓海!久しぶり!」



「おぅ!相変わらず元気だな。」



「私から“元気”をとったら、何も残らないし!」



わからない。



それなのに、私の疑問には答えてくれそうにない、目の前の2人。
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