その手で溶かして

「お疲れ様です。」



レイちゃんの言葉で、自分の気持ちに気付いたけれど、まだモヤモヤとしたものが残る。



晴れない気持ちのまま、バイト先へと顔を出した。



こういった時は、何かをしているに限る。



そうしなければ、出口の見えない考え事を永遠に繰り返すはめになるから。

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