その手で溶かして
涙が流れすぎて視界が歪む。



ねぇ、私はどうしたらいい?



ママ、私はこれ以上無理なのかもしれない。



ごめんなさい。



ごめんなさい……ママ。



窓から身を乗り出し、勘だけを頼りに、ウミの居る場所へと飛び降りた。



ウミは必ず受けとめてくれると変な自信を胸に抱えたまま。
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