先生は旦那様(仮)2

『オーナーすみません。』


厨房の人がオーナーを呼びに来た。


ナイスタイミング。


『あらっもっと話したかったのに。ゆっくりしていってね。』


氷室のお母さんは厨房へ行った。


『気さくなお母さんだね。』


亜依菜が氷室に言う。


『若い友達が多いから自分も若い気でいるんだよ。自分がまだモテるって勘違いしてるし。』


『だって綺麗だもん。昔はすごかったんじゃ?』


『うん、5股したことあるって聞いたことある。』


5股って。


しかも息子にそんなこと言っちゃうお母さん、すごすぎる。








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