先生は旦那様(仮)2
そして車に向かうと舞が俺の車の前でにやりと笑っている。
『お前こんなとこで何やってんだよ?』
『見ればわかるじゃん。あたしも先生と一緒にいくの。』
はっ?
下校中とあって数人の生徒が俺たちを不思議そうに見る。
俺は舞の腕を引っ張り人がいない場所へと連れてった。
『あのなぁ~。俺遊びにいくわけじゃなく家庭訪問なんだから。』
『いいじゃん。愛が心配なんだもん。』
お前と愛は色んな事に対してライバルだろ?
心配なんかしてもないくせについてきても仕方ないだろ。
『ねっ?いいでしょ?』
『ダメだ。愛には舞が心配してたって伝えとくから。』
これで諦めるだろう。