虹の音



もう一度…空木に……

















「……………あ……」



それは突然だった。



突然すぎて、言葉が出てこなかった。



白いベールのような服で

金色の長い髪で

透き通るような白い肌で



あの時夢で逢った神様が、あたしの目の前にいた。



神様がいる。



あたしは今、神様に出会っている。
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