虹の音



「伊純は?誰か好きな人いるん??」


あたしが聞くと待ち兼ねたようにはしゃぐ伊純。


「おるに決まっとるやろ!!」


キャーキャー言いながらあたしの肩をばしばし叩く伊純。


うれしそう…


「誰々??」


「あはっ、誰にも言っちゃだめやでー!!」


耳かしぃ、と手招きする。











「うちな、実はな…」
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