゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚
夜の端
。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。
サングラスにピース
をあて、かっこつけ
て笑う。
「変わらなくても変
わるものってなーん
だ」
「パクッたわね」
腰に手をあて、唇を
とがらせた彼女に、
胸をはる。
「パクったよ」
堂々としたブタを
あきれたように眺め
彼女は背を丸める。
「んー、それこそ、
友情? 人間関係」
「ぶっぶー」
ぴぷぴぷ鼻を鳴らし
て大きく首をふる。
「猫の目」
自信満々で、腕を組
む。空気を刻めそう
なくらい、切り口の
まっすぐな髪にふれ
て、妖精は「あっ」
と声をもらした。
「近い」
ゆみの持ち物が消
える、という事案が
続いた。
彼女は、だから、こ
こ数日イライラして
いる。