゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。

背中にまわっていた

手が、骸骨のモチー

フが連なった手をに

ぎる。初々しい様子

である。

「救急車呼んでくれ

たんだ。手もにぎっ

てくれた。夢なんか

じゃなかった」

熱い視線が遠くにむ

けられる。

「だから、あれはみ

ゆの分身だったと思

うんだ。だったらみ

ゆが助けてくれたの

と同じだよね」

 分身って……そん

な、馬鹿な。

「こんなこと言って

、運命だ! 好きだ

! とかって付きま

とってくるからさ」

 缶詰のチェリーみ

たいな唇が、ゆるや

かな弧を描く。

「いつの間にか、よ

っちゃんのこと好き

になっちゃったんっ

すよね。顔も性格も

カッコいいし」

 うー……ん。

「そっか」

 にこやかにうなず

きながら、きみひろ

を盗み見た。


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