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夜の端
。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。
全員片付けた。な
お達は大急ぎで学校
中を掃除した。火事
にするつもりなどな
かったのに、校庭は
大惨事になっていた
。校舎にも燃え移る
かもしれない。時間
との戦いだった。証
拠はなるたけ残さな
いように、すみずみ
までチェックした。
消防署に通報するの
も忘れない。
「行くぞ。少しくら
いなら、何か残って
ても大丈夫だ。あい
つらのせいにできっ
からな。急げ」
怪物達は荷物をまと
めて、慌ただしく学
校をあとにする。く
つくつくつくつこみ
あげてくる笑いをか
み殺し、走りに走る
。赤いサイレンが、
軒並のむこうを通り
すぎていく。救急車
とパトカーと消防車
と、通りを隔ててす
れ違う。