゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。

あ。

小さく、声をこぼし

た。爽やかな少年の

横顔。あたしは息を

のみ、ふりかえる。

がんっ。

大きな鳥が

宙を舞う。

悲鳴もブレーキ音も

なかった。あったの

は、あっけない衝突

音と、のびやかな飛

翔。ビーズみたいに

ばらまかれる、赤い

水滴……。



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