つむじ風。
だから電話で話したり
ふたりでどこかに出掛けたりできなかった。
でもそれが
おまえを不安にさせていた。
高校生の俺と
中学生のおまえ
学校が離れて
会う時間が格段に減った。
だけど会う度におまえは
「少女」から「おとな」になっていった。
体つきも、仕草も…
気持ちも「おとな」になっていってたんだな。
たまに一緒に帰る時の
背後から聞こえるおまえの声が
どこか寂しそうで、辛そうで…
おまえは聞いたよな。
高校の剣道部のマネージャーはかわいいのかって?って。
噴き出しそうだった。
そんなこと聞きたいんじゃねぇだろって。
言ってみろよ、おまえの本当の気持ち。
なぁ、言ってくれよ…
「おまえ、俺に言いたいことあるよな」
「…別に」
ふてくされたような顔。
「言えよ」
「何もないってば!」
むきになんなよ…
まあ、おまえを不安にさせてる
俺も悪いけどよ。
「…ごめん」
謝るな。
わかってるよ。
おまえの言いたいことくらい…
ふたりでどこかに出掛けたりできなかった。
でもそれが
おまえを不安にさせていた。
高校生の俺と
中学生のおまえ
学校が離れて
会う時間が格段に減った。
だけど会う度におまえは
「少女」から「おとな」になっていった。
体つきも、仕草も…
気持ちも「おとな」になっていってたんだな。
たまに一緒に帰る時の
背後から聞こえるおまえの声が
どこか寂しそうで、辛そうで…
おまえは聞いたよな。
高校の剣道部のマネージャーはかわいいのかって?って。
噴き出しそうだった。
そんなこと聞きたいんじゃねぇだろって。
言ってみろよ、おまえの本当の気持ち。
なぁ、言ってくれよ…
「おまえ、俺に言いたいことあるよな」
「…別に」
ふてくされたような顔。
「言えよ」
「何もないってば!」
むきになんなよ…
まあ、おまえを不安にさせてる
俺も悪いけどよ。
「…ごめん」
謝るな。
わかってるよ。
おまえの言いたいことくらい…