LOVE FIGHT〜恋の勝負〜
「くくっ……」
…??
今、笑い声が聞こえた?
「面白れーダチだなぁ?」
そこにいたのは
さっきまで裏庭にいた
「……………………会長。」
「あんなに慌てで弁当渡しに行くとか…あいつの彼氏は鬼畜か?WW」
スタスタとこっちに近づいてくる
「彼氏?何で分かるんですか?」
「は?弁当見ればわかんだろ。」
ためらいもなく私の隣に座る
「……普通のお弁当でしたよ。」
「普通の女子高生は真っ黒で無地の巨大弁当持ってくるか?」
「……たしかに。」
「それに家族のと間違えたとして、あんな慌てるか?今更どうにもならねーのに。」
「それは私も思いました。」
「つまり結論は、あれは彼氏の弁当。分かった?」
「……はあ。」
「お前、ダチに彼氏いるって知らなかったの?」
「…はい…言ってくれれば良いのに。」
「…誰にでも隠し事はあるだろ。」
「まぁ…そうですけど。」
実際私も
会長とのことを隠してる
お互い様よね。