Forbidden Love
やって来たのは
至って普通の喫茶店。



「―それで…」



開けた空間の窓際の席に腰を落とした結崎は

じっと俺を見た。



「あなた…茜の何?」



『ただの友達だ』



「彼氏とかじゃないの?」


俺は結崎の向かい合わせに座り、

苦笑いをしながら首を軽く横に振った。




『そんなんじゃないよ。

それに、彼女には好きなヤツがいるし』




「ッそれホントなの!?」


いきなり声を強くした結崎に俺はドキッとしたι




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