Forbidden Love
「あの子…もう“あの人”の事を忘れようとしてるのね」



「あのさ…“あの人”って誰なんだ?」



俺はすぐに本題に入った。
結崎はコーヒーを頼むと 頬杖ついて俺を見た。



『な、なんだよ…ι』



「ううん。

あなたにそっくりなの…
その“あの人”…」





俺に似てる…?




どんどん鼓動が速くなっている。 ヤバい…何だよ?



「それで…“あの人”の名前は―…





“柏木怜央”。」





……え。





今…コイツ何て…?




俺は急に頭が痛くなった。




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