Forbidden Love
『で、でも練習だってあるし…』



「オレは―…」



私の言葉を遮って言いかけた。




「…頼りないのか?」





少し悲しそうな表情……




『そんな事ないよッ!!

那智くんはいつも助けてくれるし
頼りなくなんかない!!』




思わず大きい声が出てしまった…。



「フッ…声デカイって。
でも…安心したよ」




那智くんの笑顔は


やっぱり今も昔も変わらない…。




「―…って事で、さっさと運ぶぞ~」




『え゛~那智くん!?』



那智くんはさっさとプリントを運び始め、

私はただ後を追うしかなかった。




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