Forbidden Love
「茜……何も忘れなくてもいいのよ?

あんなにやさしかった人を忘れるの?
あなたに出来るの?」





『ッそれは…』





「…まぁ、この話は止めましょ!

ご飯作るから手伝って頂戴♪」




お母さんは私の頭をペシッと叩くと
再びキッチンに入って行った。






忘れられる……?




私は“忘れなくちゃいけない”んだよ?





私のせいで“いなくなっちゃった”んだよ?





ねぇ……“怜央”――…。





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