Forbidden Love
「茜ちゃん…よく“あの子”と
遊んでくれたよね…。


すごく嬉しかった、
あなたの事になると話が止まらなくて」




やつれた顔で私に微笑みかけるが


私は急に涙がこみ上げてきた。





『彼は…私にとってすごく…
大切な人でした。

そして…“命の恩人”でした』




「あなたを失う事より、
自分の命を失う事が惜しくなかったのね…」




『私が殺したようなもんですよ…


みんな私が悪かったんです…
他人を傷つけたから…。

だからバチが当たったんです』






―ジャリッ……―




…背後に気配を感じた。





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