Forbidden Love
神様……どうしてこの世に

俺をよこしたのでしょうか……。




『母さん…俺こんな風になったの
か分かんねぇんだ…』




「怜央…」




『思い出したの母さんだけなんだ


他の事も思い出したい…』




「そう…ね…。


茜ちゃんの事は分からない?」





アカネ……か…。




記憶を探す前に
きちんと話さなきゃまずいな…。





「あの子…すごく悲しそうな
顔をしてたから、


ちゃんとケジメつけなさいよ?」




『分かってる。

-それじゃ俺……行くな』




俺は母さんに見送られながら
家を後にした-……。





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