Forbidden Love
『キミ……えっと…』



名前が出てこない…ι



「あ〜あたしは茜の親友の結子だよ!


あ、結子でいいから♪」




困ってたのが分かったのか

ケラケラと笑いながら俺の肩を叩いた。



「んで?
一体あなたは何を悩んでるのかなぁ〜?」




まるで子供に訊くような口調で俺の前の席に座った。




『いや別に悩んでなんか…』



「クスッ顔が言ってるよ?

“俺は悩みすぎて大変だ”ってね♪」



『ゔ……ι』




俺は見つめてくるユウコさんに敵わないと思い、

ため息を静かにこぼした。



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