Forbidden Love
『じゃあ…1つだけ訊きたいです。

――天使はなぜ人間を好きになってはいけないんですか?』



タクくんは少し渋った顔をして羽根をしまった。



「それを訊いてどうする?
後悔するかもしれないぞ?」



『構いません。

私はなぜレオくんを必死で“守ろう”とするのか気になったんです』




愛に国境はないと言うがどうしても気になる。




「……いいだろう。

オレたち天空界は――…」




タクくんの口から聞かされたのは…



私の想像を絶することだった。




そして――

私はバカな事に…訊かなければ良かったと後悔してしまった。




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