Forbidden Love
「アカ……」


『ホント、レオくんもダメじゃん!

私なんかに…。


私は人間、レオくんは天使なんだから!
住む世界が違いすぎるよ』



どんどんレオくんの顔が

悲しさを持った顔に歪んでいく……。



早く…早く言わなきゃ…ッ



『レオくんは早く天空界に戻って昇級する“運命”なの!

だから――じゃあねっ!』



急いで教室を出る。



後ろから呼ぶ声が聞こえたが、


決して振り向いてはいけない。



禁断の橋は渡らない事にしたんだから…。




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